Catch the Taxi

東京都内のタクシーを中心にアーカイブして居ます。

東京七福交通

東京七福グループ/東京七福交通/トヨタ・クラウンコンフォート 2024年4月撮影

 

東京七福交通のクラウンコンフォート・スタンダード。

同グループのクラウンコンフォートフォグランプが装着されています。

 

東京七福グループはGOを導入しており、急速にJPNタクシーやシエンタ等のミニバンで代替が進んでいますが、それでも一定数セダンが残っており、同社指定色のセダンも残っています。

 

しかしながら、その殆どがGOのドア広告ラッピング車両であり、GOのラッピングを施していない、素の指定色はかなり貴重です。昨年の夏に一度目撃して居ましたが、2024年の4月時点でもドア広告をまとっていない車両が残存しているとは思いませんでした。このまま末永く活躍して欲しいところです。

 

 

池袋交通

日の丸自動車/池袋交通/トヨタ・JPNタクシー 2024年3月撮影

 

池袋交通のJPNタクシー。Uber Taxiのラッピングが施されています。

 

日の丸自動車本体は東京五輪終了と共に、行灯位置や行灯自体が変更され、車体表記も変更されましたが、元共同無線系の業務提携事業者は引き続き、東京五輪以前の車体表記が使われています。

 

ピンクのUDステッカーなので2020年以降のモデルと思われ、ミラーもkmGオートアシストのミラクルミラーに交換されています。

 

アーカイブしていて気が付いたのですが、日の丸リムジンUber Taxiの矢印よりも太くなっているようです。

 

日の丸自動車はUber Taxiをメインとしつつも、GOも導入していますし、2021年の秋に見かけた同社のJPNタクシーにはGOのドア広告が貼り付けられていたので、Uber Taxiのラッピングに変更された点にも驚きました。

 

まさか東京五輪以前の日の丸自動車の車体表記・行灯でUber Taxiのラッピングを見る日が来るとは……。

 

 

日交個人タクシー

日本交通/日交個人タクシー/トヨタ・JPNタクシー 2024年4月撮影

 

初観測となったのは日本交通が展開する「日交個人タクシー」の車両。

昨年の4月に2台が運行開始され、今年の4月にも業務提携事業者のすばる交通から1台、運行が開始されたようです。ということはまだ3台しか都内には存在しません。

 

最初、この車両を遠目で見た時はホイールが純正では無いので春駒交通辺りかと思ったのですが、よくよく見ると日本交通本体や業務提携事業者とも違う車体表記で思わず立ち止まりました。

 

無線番号は日本交通の語呂合わせである「ニッコー」=「25XX」があてがわれているようです。

また、当然といえば当然ですが行灯は金の桜。そして「個人」の表記も追加されています。

 

大手タクシー会社が展開する個人タクシーと言えば、真っ先にkm個人タクシーを思い出しますが、あちらは車種がある程度kmと協議して自由に決められる一方、こちらは規定でそうなっているのか、今のところJPNタクシーのみのようです。

 

最近は個人タクシー組合には属さない個人タクシーも増え、独自営業も増えましたが、それ以外の選択肢として、大手事業者に属したまま、個人タクシーをやるケースも少しずつ増えてきているように感じます。

 

実はグリーンキャブにも1台だけ個人タクシーが居ます。

いずれ撮影出来たらなあ、とは思うものの、こちらもまた、使用車両はJPNタクシーで、更には見分けられるポイントはトランクに表記されたグリーンキャブの営業所表記が「高島平」であるという点のみ。

 

無線番号及びそれに合わせた希望ナンバーは把握しているのですが、早々お目にかかれないのではないかと思います。

 

 

 

栄泉交通

日本交通/栄泉交通/日産・セレナ 2024年4月撮影

 

栄泉交通の現行、C28セレナ。

徐々に日産党の事業者で現行セレナの導入が進んで来ていますが、ここに来て栄泉交通でも導入されました。JPNタクシー等を除けば、同社が日本交通に移籍してから初の新車ではないかと思います。

 

日本交通のC28セレナはおそらく同社が唯一と思われます。

 

かつて日本交通本体はトヨタ車をメインとしつつも、日産系のお得意先を考慮してか、日産車も一定数導入していましたが、気付けば日本交通本体に日産車は現存せず、今はトヨタ車のみ。

 

もちろん、日産が現行のタクシー専用車両もしくはグレードを用意していないという事情もありますが、いささか寂しいものがありますね。

 

 

 

東京梅田交通第二

日本交通/東京梅田交通/トヨタシエンタ 2024年4月撮影

 

梅田交通が保有する先代シエンタ

全国各地でタクシーとしても見かける機会の多いシエンタですが、日本交通の行灯を装着しているものは何気に梅田交通の車両だけだったりします。

 

既に日本交通は指定色を用いる事はしておらず、もっぱら黒色もしくは深藍なわけですが、もし指定色を現在でも使用していたのなら、シエンタも4社イエローで塗装されていたのではないかと思います。

 

長崎県のタクシー会社だったと思いますが、4社カラー風の塗色のシエンタが走っているという話を聞きまして、ちょっと気になる存在だったりします。

 

全国各地、元4社の中古を使用した事でそのまま土着的に指定色として使われるようになったであろうと思われる会社が存在しますが、元々使用していた都内の4社が指定色を辞め、地方に現存する4社指定色が継続して使用される逆転現象に少し皮肉めいたものを感じてしまったり……。

 

 

 

中京自動車

チェッカーキャブ無線/中京自動車/トヨタシエンタ 2024年3月撮影

アーカイブがご無沙汰気味ですが、諸事情で多忙を極めていてなかなかこちらに時間を割けず。記録はちょこちょこしているので、隙間を見つけてはアーカイブしていこうとは思います。

 

今回アーカイブするのは中京自動車の指定色の先代シエンタ。白ベースに朱色を塗装しているようです。

何気にトヨタ車の中で一番新しい”チェッカーキャブ指定色”がこのシエンタだったりします。

チェッカーキャブカラー全体で見ると、一番新しいのは先代の日産・ノートe-POWERでしょうか。残念ながら導入していた事業者が脱退もしくは廃業を選択しているので、現存はしないと思われます。JPNタクシーで引き継がれて欲しかったものだとつくづく……。

 

さて、4月に入り新年度に切り替わりました。昨年の11月にアナウンスがあったように、2024年1月から段階的に準備が進められ、4月1日からアナウンス通り、東京無線との無線統合が行われました。

 

無線統合の直前、3月末には大洋モータースがチェッカーキャブを脱退し、大和自動車交通もとい、信和事業協同組合に加盟。

また、新東タクシーも脱退し独自無線に舵切りしました。

 

ロイヤルリムジングループに買収された品川交通も、4月からは「Z」として営業を続けているようで、チェッカーキャブカラーのまま、表記がZ、S.RIDE対応で更に車両もそのままで古い……という珍妙なものが走っているようです。

 

チェッカーキャブの公式サイトは無線統合が行われた旨、今後は東京無線がメインになることが記述されており、かつての事業者一覧やトップページは見られなくなっています。

 

当分はチェッカーキャブの名称は残ると思いますが、チェッカーキャブとしての営業は終了したことに、一つの時代の区切りを感じますし、寂しさを覚えます。

 

今後、市松帯はどう扱われるのか、気になるところですし、場合によっては東京無線カラーのJPNタクシーが登場するのかも気になるところですが、はてさて……。

 

 

 

 

立川観光自動車

立川観光自動車/トヨタ・JPNタクシー 2024年3月撮影

 

立川観光自動車のJPNタクシー。グレードは匠、ピンクのUDステッカーなので2020年以降のモデルと思われます。

 

同社のホームページによると52台が在籍。よく見るとkmGオートアシスト開発のミラクルミラーを装着しています。

 

都内では見かけない山型行灯が特徴的です。

 

とまあ、あまり馴染みがない会社と地域故にあまり書くこともなかったりするのですが、こうして行った先々で見かけたタクシーを記録しておくのも結構大事な事。

 

最近は東京都下のエリアでも、東京4社が幅を利かせつつありますし、タクシー業界の厳しい現状を考えるに、いつなにがあってもおかしくはありません。

また、立川は日本交通の営業所がありますから場合によっては……なんてこともありえるわけです。