岩井田運送/トヨタ・JPNタクシー 匠 2020年6月撮影
東京都内では、本来ならば今年開催予定であったオリンピックに合わせてか、満を持して投入された新型の「JPNタクシー」は都内のタクシー協会の意向や、トヨタが指定色塗装を廃止した関係もあり、9割以上の車両が「深藍（こいあい）」色に塗られています。
そして一部は東京2020オリンピックのロゴマークを張り付けた「特別仕様車」も存在しており、JPNタクシー販売直後に導入されていた車両の大半がこの特別仕様車だったように思います。
そんな都内において、数少ない、白色のJPNタクシーで営業している事業者があります。
それが岩井田運送こと、IWAIDA TAXI。かつては小型料金が廃止された関係で、都内では珍しくなった小型タクシーのトヨタ・コンフォートで営業をしていた同事業者。
おそらく今でも少数のコンフォートが現役かと思いたいのですが、残念ながら今年に入ってからは一台も目にした記憶がなく、同事業者で見かける車両はもっぱらトヨタ・プリウスαが中心です。
昨年辺りから同事業者で導入が進んでいるように感じるJPNタクシー。去年は2度お目にかかったのみで、なかなかのレアな車両……というイメージでしたが、今年に入ってからは既に5回ほど見かけており、導入台数が着実に増えているのを感じます。
前述の通り、都内で見かけるJPNタクシーの大半が深藍カラー。都内では所謂「色付き」タクシーが台数を減らしており、私が体感する限りではせいぜい4割強居れば良い方かと思います。まだまだクラウンセダンを始めとした、コンフォート兄弟やセドリックは見かけはするものの、色付きの、所謂「スタンダード」なタクシーは着実に数を減らし、JPNタクシーに置き換わっているように思います。
思えば、都内大手の日本交通では業務提携企業を除き、既に昨年の時点で全車両がJPNタクシーに切り替わり、所謂「4社カラー」と呼ばれる黄色に赤色のストライプの入ったカラーリングのタクシーは日本交通からは姿を消しています。こちらも昨年の時点でいくつか写真を撮って居るので後々掲載出来たらなと思います。
