日本交通/トヨタ・プリウス 2012年4月撮影
20系プリウスは30系プリウス登場後、フリート向けとして「EX」が追加され、2012年までEXのみが生産されて居ました。
法人需要とは言いつつも、主にタクシー向けの販売で、都内では当時、大手を中心に散見されました。
日本交通も直営営業所にて、プリウスを導入しており、4社カラーをまとい、バンパー
が黒色に塗られた車両が走って居ました。
尤も、20系プリウスも30系プリウスも共通して言えるのは、後部座席の狭さというか、圧迫感であまり評判は良くなかったとも聞きます。
2011年にマイナーチェンジで40系プリウスこと、プリウスαが登場してからというもの、タクシー需要はそちらに流れたのを皮切りに、EXは生産終了しました。
通常のグレードとEXの見分け方はずばり、フロントバンパーのフォグランプの有無で、この車両はフォグランプが無いことからEXのようです。
以前にもグリーンキャブの記事で書きましたが、「AA」のステッカーが実に時代を感じさせます。
EXの生産終了から既に8年以上が経過して居ること、直営は既にJPNタクシーにすべて置き換えられているので、今やボンネットからトランクにかけて入る赤帯の入ったカラーリングを見ることは出来ないので、一つの時代の象徴ともいえるかもしれません。
ちなみに、日本交通はこの後30系プリウスも導入して居ましたが、バンパーはボディ同色で、20系プリウスのようにバンパーのみ黒色と言った塗り分け方はしていません。