東京無線/日本自動車交通/トヨタ・クラウンコンフォート 2017年6月撮影
中野区にある日本自動車交通所属のクラウンコンフォートですが、通常の車両ではなく、こちらは東京都地域防災計画に組み込まれている「防災レポート車」です。
タクシードライバーが災害時に現場の第一目撃者になる可能性は十分にある、ということで車内に緊急電話を搭載して居る他、救急セットやジャッキ、ロープ、ヘルメットと言った非常事態時に役立つアイテムが積まれているということです。
何かあった際にはその緊急電話で行政機関やマスメディアにすぐに繋ぐことが出来るとのことで、謂わばセーフティーネットのようなものでしょう。ドライバーも選ばれた人のみということです。
都内には4万台以上のタクシーが走ってると以前お伝えしましたが、平成30年3月時点で、この「防災レポート車」は72台しか走っておらず、何気に見かける機会はかなり少ないと言えます。
東京は2019年の大型台風しかり、首都直下型地震のリスクが声高に叫ばれて居たり、日本という国の事情も相まって、なかなか災害とは切っても切り離せないので、こういう試みは非常に有効だと思います。
てっきり、JPNタクシーの防災レポート車はまだ居ないものだとばかり思って居ましたが、調べてみると荏原交通に1台、JPNタクシーのレポート車が居るようです。今後はJPNタクシーのレポート車も増えていくのでしょうか。