日本交通/ライオン交通/日産・セドリック営業車 2012年7月撮影
「#ThrowbackThursday」の今日はかつて藤田無線に加盟して居たライオンタクシーことライオン交通をご紹介。
藤田無線解散直前に加盟して居た日立自動車交通、春駒交通、ライオン交通ですが、日立自動車交通以外の2社は日産党で、セドリックを使用しており、それ以前はルーチェ等のマツダ車を使用して居たとのことで……。
そんなライオン交通は2016年に先代セレナがUDタクシーとして登録された際には、チェッカーキャブの山三交通、八洲自動車の2社と共に、出発式を行っていました。
日本交通として実に10年以上も操業して居たライオン交通ですが、2019年に国際自動車(km)が全株式を取得し、同社の子会社化。同社は藤田無線を事実上吸収した日本交通から脱退し、kmに移籍しました。
しかしながら、2020年9月のkmの事業再編の一環で、ライオン交通の本社営業所は閉鎖され、国際自動車T2として併合され、ライオンタクシーの名称は消滅しました。
閉鎖直前の、社名を表記しない現在のUIでは〇青表記でした。
同社が子会社化されて居たことと、営業所が青戸にある事から青戸営業所という扱いで、この表記だったものと思われます。
在籍していたイエローカラーの車両やセドリック等は軒並みJPNタクシーに代替えされたとのことで。日本交通唯一だったというNV200の所在が気になるところです。
1961年に創業した同社は、現在も名前が残ったまま営業を続けて居れば実に60年の歴史を歩んでいたことになりますが、60年目を前にして、このような形で幕引きしてしまった事を少し残念に思います。
元々、藤田無線は藤田観光自動車が中心となって組織されていた無線組合ですが、藤田観光自動車をkmは1995年に買収・吸収しており、そんなkmが今度はライオン交通を吸収する事に、弱肉強食感を感じざるを得なかったり……。
最後にWaybackmachineでサルベージしたライオンタクシーのホームページを掲載して終わりたいと思います。
藤田無線時代まで使用されていたライオン交通のマークが辛うじて、ホームページ上では確認できますが、今はそれすらも確認できなくなってしまった事を大変寂しく思います。おまけにkmに買収された後はそのマークすらも消え失せて居たり……。