Catch the Taxi

東京都内のタクシーを中心にアーカイブして居ます。

洲崎交通

チェッカーキャブ無線/洲崎交通/トヨタ・クラウンセダン 2020年12月撮影

 

東陽町に本社を置くチェッカーキャブ加盟の洲崎交通。タクシーランクによると38台を保有

撮影時期の関係で、まだ行灯がチェッカーキャブのラグビーボール行灯の時代です。色々と同社は働きやすい環境だと聞きますが、はてさて。

 

某所で回ってきた情報ですが、先日、既に今年度中に脱退し、日本交通との業務提携を開始する旨を報告済みの東京合同自動車、八洲自動車に加えて、ミツワ交通、洲崎交通、リボンタクシー、毎日タクシー、国光自動車の5社、計7社がチェッカーキャブからの脱退申請を行い、いずれも日本交通と業務提携をする方針であるとのことで。リボンタクシーのみ、事業譲渡を前提としているそうで、COVID-19の影響を感じざるを得ませんね。

 

チェッカーキャブはかつて加盟事業者が多く、組合としての台数が都内でもトップクラスだったことで有名でしたが、既に首位の座は日本交通に明け渡したも同然ですし、東京無線との業務提携を開始したは良いものの、割を食ってる状況が続いており、脱退が相次ぐのも仕方ないかなあと思いますが、その殆どが日本交通に移るというのがまた……。

 

おおよそ10年程前は3800台程あったというチェッカーキャブですが、東京無線との業務提携開始時点で3100台程、それが今後、この7社が脱退すると残りはおおよそ2000台程で、業務提携開始のニュースが出た2020年の秋から僅か2年で1000台減らしてしまったのが驚きを隠せません。

 

今後は残る2000台をキープ出来るかが、存続の鍵になるようで……。この脱退が相次ぐ状況が続けば、東京無線に吸収される形でチェッカーキャブが解散することになってもおかしくはない状況になりつつあるのでは……と思います。

 

指定色自体が、グリーンキャブと寿交通以外、数を減らすのみの状態になっているので、記録すべき対象だろうと思いますが、かつてはチェッカーキャブ、中央無線、ANZENタクシーなど、複数社が愛用していたバーミリオンカラーのタクシーが見納めになる時間が刻一刻と迫っているのが、時代の流れを感じて寂しい限りです。

最後に残るバーミリオンが第一交通グループ系に残るクラウンコンフォート……なんてことになってもおかしくありませんね。