Catch the Taxi

東京都内のタクシーを中心にアーカイブして居ます。

東武タクシー

チェッカーキャブ無線/東武タクシー/トヨタ・クラウンコンフォート 2021年1月撮影

 

2020年代に入り、大きい動きが目立つ都内のタクシー事情。

 

2年前に撮った東武タクシーの車両が、今では行灯も変わり、市松帯も無くなり、ドアにはGOの広告ラッピング、ボンネットも個体によっては黒色に塗られているなど、大分様変わりしました。

 

何度も言及してますが、都内のタクシーがカラフルだったのも、タクシー車両がノッチバックセダンが主流だったのも過去の話になりつつあります。

 

現在、COVID-19の余波で経済活動が戻りながらも、タクシードライバーが不足している事もあって、セダン型車両が車庫で休車状態となり、JPNタクシーばかり稼働しているという話も耳にしました。

 

また、東京交通新聞によると既に都内のタクシーの56%はJPNタクシーらしく、全国平均もタクシー車両の半分以上が既にJPNタクシーに置き換えられているとのことで。

 

5年でタクシーの半分。ということは向こう5年で更にその台数を増やし、セダン型が減少する可能性もあるというわけですが、逆に言うと5年経過した今でもJPNタクシー導入に踏み切っていない事業者はそれぞれの事業者の事情や考えも当然あると思いますので、ここからは伸びたとしても大きく見積もって70%程度ではないかと思います。

 

なお、同新聞によると20万キロを超えた辺りからトラブルが頻出するとのことで、改善要望をトヨタに出したようですが、コンフォート系の耐久性が尋常ではないだけで、JPNタクシーのベースであるシエンタ、それも更にベースとなるプラットフォームのヴィッツがここまで持っていると考えると2017年以降の車としてはなかなかなのではないかとも思えたり。

 

また、LPG+ハイブリッドという特性もありますし、20-25万キロという数字は頑張った方ではないかと思いますが、ここまで使わないとブラッシュアップ出来ないトラブルも当然存在しますし、トヨタには是非とも見切りを付けずに頑張って欲しいところです。

 

まあ、トヨタ側にしてみたら新しいのを購入して欲しいところだろうとは思いますが……。