Catch the Taxi

東京都内のタクシーを中心にアーカイブして居ます。

ヒノデ第一交通

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第一交通グループ/ヒノデ第一交通/トヨタ・クラウンコンフォート 2021年2月撮影

都内ではすっかり数を減らしたYXS系のクラウンコンフォート。大手からは殆ど消え去っており、久しぶりに見かけました。

 

第一交通グループは昔から古い車両が長く在籍する傾向があり、かつてはオレンジウィンカーかつ、足立500ナンバーで「あ」分類の車両が2014年頃まで現役だったくらいには、物持ちの良いグループだったりします。

 

尤も、同グループには複数の会社が加盟しており、車両も多種多様で、中には2020年以降の、ピンク色のUDタクシーステッカーを貼ったJPNタクシーも在籍しており、営業所や所属会社による差が激しいようにも感じます。おそらく当方が見かけたピンクUDステッカーは江戸川第一交通の車両かと思いますが、イマイチ判別方法が少ないのがネックだったり……。kmよりはいくらかマシだとは思いますが。

 

このヒノデ第一交通の車両は、オレンジ色の下に薄っすらと市松模様が透けて見えるところからもわかる通り、元々チェッカーキャブ無線にも同時加盟して居た頃から在籍して居る車両です。TSS系にコンフォート系が変わったのは2008年の事なので、最低でも13年以上使用されていることになります。

 

以前の記事でも触れた通り、チェッカーキャブはかつて2つの無線に同時加盟することを認めて居ましたが、現在は認めておらず、ヒノデ第一交通はチェッカーキャブを脱退した際に、チェッカーキャブが商標を得て居るという、この市松模様を上からテープないしはオレンジの塗料で隠すような処置を施しており、それが新車導入されたであろう、以前の記事の車両にも継承されて居ます。

その為、オレンジのボディにクリーム色のボンネット、白抜きで社章と江戸川、ヒノデの無線番号が黒文字で入り、その他残りの文字は白文字でヒノデ第一交通等の標記が為されています。

 

当初は一時凌ぎでいずれ塗り替える、ないしは早いうちに引退させるものだとばかり思って居ましたが、まさかチェッカー脱退から6年程経とうという、2021年にこの姿の車両を見かけることになるとは思いもしませんでした。

都内では前述した通り、YXS系は本当に減ったので、今後も末永く生き残って欲しいところです。