Catch the Taxi

東京都内のタクシーを中心にアーカイブして居ます。

実用興業

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東京無線/実用興業/日産・セレナe-POWER 2021年9月撮影

 

一定数のJPNタクシーを導入している実用興業ですが、元々日産党の事業者なだけあり、現在でもセドリックが第一線で活躍している他、セレナe-POWERも一定数活躍しています。

 

M-1グランプリでも一時期知名度を誇った国産自動車交通が協力した映画「ちょっと思い出しただけ」の広告を左ドアにまとった同社のJPNタクシーも目撃しており、主演の伊藤沙莉が好きなこともあり、撮影したいとは思うものの、なかなかタイミングが悪く、撮影が出来ないままだったり……。レクサスタクシーを運行している兼ね合いなのか、割と客を選んでくる節が有るので国産自動車交通はそこまで好きではありませんが。

 

都内におけるセレナのタクシーは少なくも、多くもない微妙な台数……という印象ですが、日産党の事業者ではそれなりの台数が居ることもあり、かつてのセドリック程ではないにせよ、見かける機会は多いように思います。

なお、いずれの事業者も黒塗りで指定色を採用しているのは三鷹市の元共同無線で現在は独自無線を使用する寿交通のみだったり。

城西及び東京都下に行く機会は皆無な事もあり、共同無線カラーのセレナを一度は拝んでみたいとは思うものの、当分は拝めそうもありません。

 

JPNタクシーも指定色は基本的に各タクシー会社が独自に塗り替えており、また寿交通のセレナも同社の整備工場が独自に塗り替えているようなので、今後タクシー車両の指定色はメーカーに塗装してもらうのではなく、それぞれのタクシー会社が塗装することが主流となり、緩やかに減少するのみなのかもしれません。

 

メーカー側もあの手この手で理由を付けてコストカットをしたいのは明白ですし、色付きはドライバーが避けたがる理由が複数あることもあり、自然と減っていくのはもはや時代の流れなので仕方ないと言えば仕方ないのですが、かつてカラフルだった東京のタクシーが深藍主流のモノトーンになるのは寂しい限りです。

 

ところで、東京無線とチェッカー無線の共通仕様は東京無線行灯・市松模様の深藍のJPNタクシーのみですが、今後同社のセレナを含めて、拡充していくのか少し気になるところです。

参考までに、チェッカーキャブの山三交通にはセレナが導入されており、そちらには市松帯が入った上で、現行の東京無線行灯が装着されています。