東京無線/大日本交通/日産・セドリック営業車 2022年4月撮影
大日本交通のセドリック営業車。一見すると何の変哲もない東京無線カラーのセドリックに見えますが、よく見るとバンパーが2004年以前のオレンジウィンカーのものに交換されています。
また、ホイールキャップを履いているのでカスタム以上のグレードに見えますが、グリルが非メッキで有ることや、ホイールキャップの隙間から見える鉄ちんがシルバーであること、Cピラーに有るはずのエンブレムも確認できませんし、同社の東京無線カラーのセドリックはオリジナルであることを考えると、この車両もオリジナルだと思われます。
この手のパーツ流用等を行った弄り方をしたタクシー車両も10年前はまだ比較的よく見られたものですが、JPNタクシーの台頭は勿論、都内のハイグレード化が加速したことや、この手の事をしていた事業者が廃業・大手グループとの業務提携開始等であまり見られるものではなくなりました。
都内では緩やかに色付きタクシーが減少傾向にある今、同社のこの車両はまさしく、かつてのそんな時代があったという生き証人のように思えますね。末永く頑張って欲しい個体です。