寿交通/トヨタ・クラウンコンフォート 2022年4月撮影
共同無線のカラーリングを2022年現在まで伝える存在である、寿交通。
同社以外の共同無線の事業者は日の丸自動車に合流し、その後いくつかの事業者は廃業していますが、独自無線に切り替えた同社は今日まで存在感を維持しています。
その一例がこの車両のドア広告にもなっているS.RIDEだと思います。出資者として大手グループ・準大手が名前を連ねる中、同社も出資者の一つとして名前を連ねて居ます。
同社のツイートを見る限り、共同無線の最後の理事会において、行灯とカラーリングを引き継げないか相談したようで、カラーリングのみ了承を得て、現在も黄色に水色/赤色の2本のストライプのカラーリングを継承しています。
現在日産車を積極的に導入している同社ですが、どうも社長が変わってからの方針のようで、共同無線時代はトヨタ車を多く導入している事業者でした。クラウンコンフォートやプリウスはそんな時代の名残とも言えます。
以前紹介したNV200タクシーの他、セレナe-POWERやノート e-POWERもこの共同無線カラーこと寿交通カラーで導入されているようで、PRよりも政治的主張が目立つ同社の公式ツイッターは兎も角として、意地でも自社カラーを使い続けようとするその姿勢は大変評価したいところですし、今後も継続して頑張って頂きたいなあと思う次第ではあります。
