初代は「天才タマゴ」と表現され、現在まで続くミニバンの走りとも言えたエスティマ。その独創的なデザインは2代目、3代目と継承され、2020年まで生産されました。
写真のモデルは2016年のマイナーチェンジ後の最終型。
この型が登場した時期には既に5ナンバーサイズのノア/ヴォクシー/エスクァイア3兄弟に、3ナンバーの高級ミニバンの王道、アルファード、コンパクトミニバンのシエンタ等、多数のミニバンが存在した事もあり、「エスティマが好きだから」以外の理由で敢えてこちらを選ぶ理由は決して多くはなかったのではないかと思います。
タクシーにおいて、エスティマは少数派で、2代目、3代目と個人タクシーではちょくちょく採用例がありながら、法人タクシーではかなりの少数派で、都内では東京MKがエスティマハイブリッドを採用していた程度です。最盛期には12台程在籍していたようですが、それも昔の話。現在、法人タクシーでエスティマを使用している事業者は無いものと思われます。
ただし、タクシーを用いた自動運転技術のテスト車両としてエスティマが使用されていたケースもあり、決してタクシー車両に向いていなかったわけではないと思います。
それにしても、改めてじっくり見ると、良いデザインしていますよね。復活の声が叫ばれるのも納得してしまいます。
