寿交通/トヨタ・クラウンコンフォート 2022年12月撮影
寿交通のクラウンコンフォート。
同社は現在、日産車を多数使用する事業者ですが、かつてはトヨタ車を導入しており、共同無線が解散してから数年程はトヨタ車を導入していた記憶があります。
記憶が正しければ、共同無線が解散する直前には30系プリウスも導入していたと思います。
共同無線が解散して既に7年が経つわけですが、今日でも共同無線の指定色を残す存在でもある同社の存在は大きいようにも思います。
COVID-19の影響も相まって、元共同無線系の事業者の半分近くが事業廃止や事業譲渡を行っていった中、独自無線の道を進んだ同社はS.RIDEの共同出資会社の一つとして名前を連ねて居ますし、ある意味ここで明暗が分かれたのではないかとも思えたり。
同社のセレナe-POWERとノートe-POWERを一度観てみたいところではありますが、三鷹の事業者ということもあり、なかなかお目にかかれずに居ます。
三鷹と武蔵野を中心に地域密着型で展開して居るのは耳にして居ましたが、SNSを見る限り、23区内に出る事はあまり無いようで。
同社はコスト面や性能面等の問題を総合的に判断し、JPNタクシーの導入を見送っており、今後も導入しないだろうとは思いますが、もしトヨタを使い続ける道があったとするならば、このカラーリングのJPNタクシーを見れたのかもしれないと思うと少し残念でもあったり。
とは言え、新型セレナも登場しましたし、ノートもモデルチェンジしてしばらく経つことですから、新型セレナ及び現行ノートの指定色での導入を少し期待していたり。
5ナンバー車格のミニバンはトヨタのノア/ヴォクシー/エスクァイア、ホンダのステップワゴン、そして日産のセレナだったわけですが、ノア/ヴォクシーは3ナンバー車格のみ、エスクァイアは廃止、ステップワゴンも3ナンバーに車格が上がり、現状、5ナンバーサイズのグレードも維持しているのはセレナだけです。
無論、トヨタにはシエンタ、ホンダにはフリードが居る中、このサイズのミニバンを日産が今は持っていない事もあると思いますが、法人、特にタクシーでは5ナンバーの需要も大きい為、シエンタやフリードよりも広い室内を持つセレナはその点では有利なのではないかと思います。シートの問題はありますが。