日個連/ホンダ・フリード 2023年4月撮影
ここ数年、割りと目にするようになったホンダ車のタクシー。
私が子供の頃は個人タクシーでもホンダ車はかなりの少数派のイメージだったのですが、ここ数年はオデッセイを筆頭に、アコードやフリード、ステップワゴンの個人タクシーも目にします。
地方では法人タクシーとしての採用例もあるようですし、変わり種としてヴェゼルのタクシーを採用しているところも。
とは言え、タクシー車両として一番使いやすいのはやっぱりフリードやオデッセイと言ったミニバンタイプではないかと思います。
この車両は小さいスポイラーが取り付けられている他、オプションエアロを巻いているように見えます。撮影出来ませんでしたが、エアロの無い、黒色の日個連も目にしていますし、白色の車両も別に見かけているので、それなりの台数が都内には存在しているように思います。
かつて、タクシー=セダンという図式でしたが、それも過去のものになりつつある現在。
最近では黒いシエンタや黒いフリードを運転していたら「タクシーと勘違いした人が手を挙げていた」という話を聞きました。実際、私自身も某観光地で黒いフリードに向かって手を挙げている人を目にしたことがあります。
JPNタクシーが登場したばかりの頃、タクシーと認知されにくい問題があったのをよく聞いていましたし、NV200タクシーの頃もタクシーと認知されない、通常料金では乗れないと勘違いされてしまって避けられてしまう、といった問題がありました。
あれから5年経ち、すっかりタクシーの形としてJPNタクシーのようなミニバンタイプが定着したのだと思うと共に、以前はタクシー車両のベース車両である、コンフォート系やセドリック、一部のセダンでしか聞かなかったような「タクシーと勘違いされる」問題が、今や5ナンバーのミニバンに波及している事が時代の流れを感じてしまったり。
私が物心付く頃にはセダンよりもミニバンが増え、SUVが徐々に台頭しつつあり、またセダンやステーションワゴンが売れなくなってきた時代でしたが、売れる車もセダンだった時代はどのようにして見分けていたのか少し気になったり。やっぱり色なんでしょうかね?