共同無線/泰進交通/日産・セドリック営業車 2015年10月撮影
寿交通の記事でも触れた通り、共同無線は2015年に日の丸自動車と業務提携を締結し、寿交通を除く9社が日の丸自動車の無線を使用することになりました。
その際にタクシー車両は従来の共同無線カラーから日の丸自動車カラーの俗称「赤フン」に塗り替えられました。
この記事で掲載して居る2枚の写真はいずれも共同無線から日の丸自動車カラーに塗り替えられる途中の車両達で、ボンネットおよびトランクのみが日の丸のセンターストライプ、ルーフが共同無線カラーの定番の青/赤色ストライプでした。
ツイッター上で「#さよなら共同無線 」と検索して貰えれば、他の方が掲載した写真が見れますが、どうも移行期間中はかなりいろいろなパターンの物が見れたようで、日の丸カラーなのに行燈だけ共同無線だったり、ルーフのカラーパターンだけ共同無線で他が日の丸カラーだったり、逆にボンネットにストライプも何もなかったりと、かなり多種多様なパターンが存在したようです。寿交通の記事で触れた通り、共同無線は比較的緩いイメージが強かったのも、この辺の雑さというか、いい加減さから来るものだったり……。
共同無線/幸裕自動車/トヨタ・クラウンコンフォート 2015年12月撮影
Wikipediaによると、10月1日には共同無線としての配車は終了して居たとのことですが、撮影時期はいずれも10月1日以降の物で、この状態のタクシーが2016年初頭頃までは見受けられましたが、知らぬ間に見なくなっていきました。
しかし、2014年当時、既に中央無線やANZEN等が吸収や業務提携でカラーリングが消失して居たこともあり、比較的弱小グループとされていた共同無線が消えるのは時間の問題だろうと思って記録をしていたわけですが、案の定、予想通り共同無線カラーが消失してしまったのは、なかなかに寂しかったり……。
思えば、珍しくトミカでリリースされた実在グループ（企業）のタクシーの一つだったりもしましたね。170系クラウンで実在するかはかなり怪しかったものですが、あの当時はクラウンコンフォートのトミカが出る前だったので、妥協した選択だったのかもしれません。
なお、泰進交通はセドリック営業車が現行当時は日産党でトヨタ車は全く見かけなかったのですが、2020年現在、黄色い日の丸カラーはプリウスαと少数のクラウンコンフォートが、残りは黒塗りのプリウスαとJPNタクシーが占めて居て、セドリックはどうやら退役してしまったようで、敷地内にパーツ取りに使用したであろう車両が残されてるのみでした。
来年初頭にはプリウスαも生産が終了するとのことなので、今後の同社の主力はJPNタクシーになるのかもしれません。泰進交通に関してもまた、別記事でクローズアップしようかと思います。
