東個協/トヨタ・クラウン 2021年1月撮影
220系クラウンは2018年に登場した15代目のクラウンです。
従来の「富士山型」と呼ばれるセダンスタイルから大きく異なり、6ウィンドウのノッチバック風のスタイリングに変わった事、ニュルブルクリンクにて鍛え上げられたという足回りなど、従来のクラウンとは大きく異なることから、販売面では苦戦を強いられているらしく、先代210系クラウンのモデル末期以上に販売台数が伸び悩んでいるようです。
昨年の11月に出た次期型クラウンがセダンではなくなる……というニュースは実に世間をざわつかせた様に思います。
車好きでなくとも、日本人であればなんとなく「トヨタ・クラウン」というブランドを知って居るわけですから、そのクラウンが従来とは大きく形を変える、ないしはブランドが消えてしまうなんてニュースが入れば、ざわつくのも自然かもしれません。現時点でトヨタがクラウンのブランドを無くすとは思いませんが、従来の「セダン」ではなくなるのは十分あり得る話なので、今後の動向が気になるところです。
私個人の意見として言わせてもらえば、クラウンは「フラグシップセダン」としてやはり生かし続けて欲しいとは思います。尤も、FCVの新型「MIRAI」がFRレイアウトである事や、レクサス・LSに迫ろうかという質感にデザインを見るに、今後はMIRAIがクラウンの「フラグシップセダン」の座を引き継いで……なんてこともありえるのかもしれません。
と、話が逸れましたが、写真の車両は東個協所属の車両で、グレードはRS、おまけにモデリスタエアロを装着して居ます。モデリスタエアロはかなり好みが分かれますが、個人的にクラウンのモデリスタエアロはカッコ良いと思います。
そして何気に私個人が記録する220系クラウンの個人タクシーはこれが初だったり……。
クラウンと言えば個人タクシーの定番ではあるのですが、ロイヤルサルーン系が主で、ロイヤルサルーンが設定されなくなった220系はどうもあまり個人タクシーとして普及して居る感じがしません。
個人的にはこのデザイン、大好きなんですけどね。新しい「クラウン」を切り開いた一台であると共に、その道が続かないかもしれないのは少しばかり残念ではありますが、これも時代の流れなのかもしれません。