Catch the Taxi

東京都内のタクシーを中心にアーカイブして居ます。

板子運送

f:id:grizzly-bear:20210111121409j:plain

板子運送/日産・ノート e-POWER 2020年6月撮影

板子運送はクルーを使用して居た事業者として有名なのはクラウンセダンの記事で触れた通りですが、クルー、そしてセドリック営業車亡き後、同社はノートe-POWERを導入して居ます。

 

東京無線の実用興業や、チェッカーキャブの互助交通等、日産党で知られる事業者ではポストセドリックを探して、日産車を模索し続けて居るようで、候補の一つがこのノート e-POWERのようです。

 

コンパクトカー故に都内の道路事情にも合致し、乗客が一人ならそこまで狭くないこともあり、意外と評価を得ているようですが、2人で乗ると明らかに狭く、そもそもCOVID-19禍ではドライバーと乗客のスペースが近いのが気になる場合も多く、セドリックの後継車として使うには少々無理がある印象を受けました。

 

そもそも、セダン型を除いた時、JPNタクシーのようなタクシー専用車やシエンタ等、他に車内空間の広いタクシーが走り回る都内ではコンパクトカーというだけでちょっと敬遠したくなってしまう人も多そうなので、乗客側としては選択肢に入れたくない、というのが私個人の意見です。

 

こればっかりは、やはり日産がタクシー事業者の求める車を出せていないのが大きいと感じますし、もし、日産からシエンタやフリードのライバルに相当するコンパクトミニバンないしは5人乗りミニバンが日産から発売されて居たら、またタクシー事情も変わって居たと思います。