Catch the Taxi

東京都内のタクシーを中心にアーカイブして居ます。

実用興業

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東京無線/実用興業/日産・セレナ e-POWER 2019年2月撮影

 

日産党の事業者では採用が比較的多いセレナ。

最近知ったのですが、NV200タクシーに続いて、はユニバーサルデザインタクシー第二号として、国交省から認可を受けて居るそうです。

 

同車は飽くまでもミニバンではありますが、タクシー仕様も設定されているようで、車いすでの乗降が可能なようです。

 

私個人のイメージとして、チェッカーキャブ加盟、元相互無線系の日産党の事業者で良く見かけるイメージの強いセレナタクシーですが、東京無線でも実用興業以外に、葵交通、国産自動車、和親交通でも採用実績があるようです。

また、大和自動車にもどうやら採用されているようで……。

 

この写真の車両は撮影時期も相まってなのか、ホイールが普通の物とは大分違う、鉄ちん感のあるものになってます。

 

NV200タクシーも生産終了したことですし、今後はセレナのタクシーも増えていきそうな感じがするものの、タクシープールであまりセレナを見かける機会が少ないので、思ったより普及して居る感じがしません。

 

e-POWERなる、日産のハイブリッド技術のおかげで低燃費を実現して居るのは紛れもない事実ですが、低燃費と言えどガソリン車。

やはりLPGがまだまだ主流のタクシーでガソリン車はなかなか厳しいものがありそうです。ですが、逆に言えばLPGモデルがセレナのタクシー仕様に設定されようものなら、結構普及しそうなものですが、どうでしょうか。

 

一部の地域ではLPGスタンドが廃業したことで、LPG車をタクシーとして使えず、代わりに電気自動車を導入している地域もあったり、タクシー車両の自由化がより進んだことで、敢えてLPGに拘る必要性が薄くなったこと、JPNタクシーも元々はガソリン&ハイブリッドを想定して居た事を併せて考えると、タクシー業界では脱LPGの流れも事実として存在するように感じますが、日産のように、そこまで腰を据えてないメーカーがわざわざ需要が決して高いわけではない、タクシー業界に向けてLPG仕様車もしくはLPGバイフューエル仕様を設定してくるのか微妙なところも……。

 

逆に言えば、このスタンスが招いた結果がNV200タクシーの生産終了と不評の嵐だったわけですが。敢えてセダン型のLPG車両を再び販売するのも手なように思いますが、やはりタラレバと言いますか、所詮は一個人の妄想や希望でしかありませんね。