東京MK/東京シティエスコート/トヨタ・クラウン 2012年4月撮影
東京MKは京都のMKグループの一つで、京都、東京以外に大阪、神戸、滋賀、名古屋、福岡、札幌に系列グループが存在します。
「おもてなし」を大事にする同グループは割とメディアにも頻繁に取り上げられているイメージで、京都や大阪の同社のタクシーはハート型の行灯ですが、都内のMKのタクシーはハート型ではなく、画像の200系クラウンのような小柄な棒タイプの行灯のようです。
撮影から約10年経っていますが、行灯は変わらず、車種は流石に代替わりしています。なお、この車両はおそらく東京MKの車両ではなく、当時東京MKと業務提携していた東京シティエスコートタクシーの車両と思われます。現在、同社は東京MKではなく、ロイヤルリムジンと業務提携をしています。
同グループの特徴はやはりLPG車の運用を辞めて、ガソリン・ハイブリッド車にシフトした点にあると思います。かつてはクルー、セドリック、コンフォート系列を使用していた同社も、現在そういったLPG車は存在せず、つまりJPNタクシーを使用していない会社です。
更には京都の五条にあったという同社のLPGスタンドも廃止。背景にはガソリン車の燃費向上もありそうですが、随分と大胆な改革に思えますね。
4年程前に東京MKの当時の社長が傷害罪で逮捕されていたり、お得意様と空港行き、長距離の客しか相手にしない、などと結構な評価が成されてますが、この辺は兎も角として、同社のタクシーを町中で見かけた記憶がないので、もっぱらハイヤー中心の営業なのかもしれません。
それにしても、あまりタクシーに詳しくない人からすると「MKタクシー」と国際自動車こと「kmタクシー」って混同されがちのようで……。てっきり同じものだと勘違いしていた、というエピソードを聞いたときは笑ってしまいました。
東京MKは散々な評価ですが、京都や大阪のMKはどうなんでしょう？ 大阪MKもあんまり良い評判を聞かなかった記憶がありますが、グランエースのタクシーが居るのも大阪MKなので少し気になるところではあります。
