チェッカーキャブ無線/三ツ矢タクシー/トヨタ・JPNタクシー 2021年3月撮影
クラウンコンフォートだけのイメージが強い三ツ矢タクシーですが、JPNタクシーも導入されています。
同社に限らずですが、JPNタクシー導入に際して、グレードをハイグレード化した事業者が増えたように思います。
尤も、和と匠は20万円の差額でしか無い事、都内では元々ハイグレード化が進んでいた事もあり、スタンダードな車両を使用していた事業者でもハイグレード化が進んだものだと思われます。
なお、和と匠では装備にかなりの差があり、20万円の差が決して少ないものではなく、乗り心地も割と変わってきますので、特にハイグレード化がJPNタクシー登場前から進んでいた都内では和を導入した事業者は少なく、おまけに導入していた事業者も後から匠に切り替えたところも多く、導入は限定的です。
和のライト周りや樹脂バンパーは従来のタクシー感が強くて決して悪くはないのですが……。
既に東京無線行灯に交換されてから半年が経過し、今やラグビーボール行灯のチェッカーキャブは懐かしい光景となりつつあります。
東京無線と合流後に導入されたチェッカーのJPNタクシーは東京無線の標準車同様に、屋根の中央部に通常タイプの東京無線行灯を載せている事が多く、チェッカーキャブによく見られた、屋根前方にラグビーボールを載せたタイプの車両は現在、東京無線の通常タイプを加工したものに交換されています。また、最近では空車灯の色がチェッカーのオレンジから、東京無線の白色に交換された車両もちらほら出てきているようで、徐々にですが、チェッカーキャブの行灯の名残というものがなくなりつつあるように感じる今日この頃です。