日本交通/平和自動車交通/トヨタ・JPNタクシー 2021年4月撮影
昨年の夏に、チェッカーキャブ無線を脱退し、日本交通と業務提携を開始した平和自動車交通。
Ym交通に事業譲渡した互助交通も本社お下がりらしきJPNタクシーを使用していましたが、同社もその点は同様で一部の車種を除き、JPNタクシーに置き換えられて居るようです。とは言え、同社はチェッカーキャブ無線時代からJPNタクシーを導入していたので、おそらくは市松帯を剥がし、表記と行灯を変更しただけと思われますが……。
同社に残っていた、チェッカーキャブ指定色のクラウンコンフォート及びクラウンセダンは廃車ないしは同じチェッカーキャブ系列の会社に渡ったのではないか……と推測します。
日本交通の業務提携事業者は前ドアに英語表記されますが、同社の表記は「HEIWA JIKOU」です。
尤も、チェッカーキャブ無線時代から表記は「平和○自交」（○は社章）だったので、そのまま英語表記に変更されたのみです。
なお、横浜にある平和自動車交通の子会社である国際交通株式会社は横浜の日本交通に譲渡。これにより横浜エリアでチェッカーキャブカラーのタクシーが見られなくなったのだそうで……。
2000年代に入ってから、多くのタクシー無線組合・タクシー会社の移籍・廃業・買収等が相次いで居ますが、それは東京のタクシーに留まらず、神奈川県のような首都圏エリアに加えて、関西エリアでも日本交通は拡大傾向ですし、名前に恥じず、いつかは主要エリアで桜にNマークの行灯を見ることになりそうです。
