Catch the Taxi

東京都内のタクシーを中心にアーカイブして居ます。

三ツ矢タクシー

チェッカーキャブ無線/三ツ矢タクシー/トヨタ・クラウンコンフォート 2021年1月撮影

 

三ツ矢タクシー、ラグビーボール行灯時代のクラウンコンフォートヘッドレストが大きいことから、TSS後期のようです。

 

車体番号が「123」だったり、逆文字での社名表記だったり、リアウィンドウに貼られた「眠眠打破」の広告だったり、従来のタクシーらしい要素がこの1台に凝縮されているように思います。

 

JPNタクシーに切り替わってからというもの、タクシー表記一つとっても、シンプルな表記が主流になった為、かつてのタクシーのようなごちゃごちゃとした様相はなりを潜めたように思います。無線番号と社名を二重表記しているJPNタクシーも一部で見受けられますが。

 

さて、何かと注目を集めているチェッカーキャブですが、早ければ今年の10月頃から順次、加盟事業者が個別にチェッカーキャブを脱退し、東京無線に移籍するという話が出ているようで。

 

昨年の下半期から今年の初旬にかけて、多数の事業者がチェッカーキャブを脱退しており、台数も急激に減少しているだけに、東京無線への統合も時間の問題だと思って居ましたが、この情報の通りだとしたら、一気に統合するのではなく、時間をかけて統合するとは……。

 

おそらくは各々の事業者に東京無線に移るか、それとも別事業者に移るか、はたまた独自無線に舵切りするかで対応を任せる為だろうと思いますが、車両の塗り替えの有無は別として、一つの時代の終わりを見ているようで、チェッカーキャブに慣れ親しんだ私個人としては大変寂しく思います。

 

統合後はJPNタクシーから市松帯は剥がされ、場合によっては東京無線カラーのJPNタクシーなんかも出て来るのかもしれませんが、この形での統合となると、「復刻カラー」としてチェッカーキャブカラーが出る可能性は皆無に近いようにも思えてなりません……。

 

もちろん、ソースこそあれどハッキリとした情報ではないのでこの通りになるとは限りませんが、そもそも論、JPNタクシーが普及すれば普及する程、色付きタクシーが減るのもまた寂しい話です。