Catch the Taxi

東京都内のタクシーを中心にアーカイブして居ます。

日月東交通

チェッカーキャブ無線/日月東交通/トヨタ・クラウンセダン 2021年11月撮影

 

今年の9月より、チェッカーキャブを脱退し、kmと業務提携を開始している日月東交通のクラウンセダン指定色。ナンバーの時期をあわせて考えるに、TSS後期でしょうか。

 

昨年より、チェッカーキャブではグループを脱退し、別事業者との業務提携や独自路線に切り替える事業者が続出しており、一部では「脱北」なんて揶揄されて居る始末ですが、脱退が相次いで居ることで、都内では朱色の車両を見かける機会が激減しました。

 

一時期は東京無線の緑色や大手4社のからし色などと並んで「東京の色」のイメージが強かった朱色のタクシー。

元々、都内では既に色付きのタクシー自体が大幅に減少し、明らかに2020年からの3年間と2020年までの3年間とで見かける頻度も、台数もかなり変わったように思います。

 

さて、2021年4月より本格的に東京無線との業務提携が開始されてからというもの、同グループの置かれている状況は年々、変化しており、気付けば来年4月より、同グループに残留している25社約1700台が二重加盟という形を取り、東京無線に合流する事が決まったようです。

 

二重加盟という形である事や、S.RIDEやGOといったタクシーアプリの兼ね合いを見るに、タクシー車両もJPNタクシーで上書きすることを前提として手が加わるとは思えませんが、改めてチェッカーキャブが吸収され、事実上の終焉を迎える事は些か寂しくもありますね。

 

当面の間は残務処理もあるようですし、なんだかんだで解散したと言われてる組合もそういう兼ね合いもあってか、一応は法人格だけ残っている事もありますから、完全消失とはならないとは思いますが、完全統合後はJPNタクシーが巻いている市松帯も無くなりそうです。

 

そうなれば東京無線カラーのJPNタクシーが見れる可能性が出てきた一方で、チェッカーキャブカラーのJPNタクシーが見れる可能性はほぼ潰えたも同然なのが寂しいところ。

 

全国的に、朱色のタクシーは珍しいですから、今のうちに記録しておくのが大事かもしれません。