Catch the Taxi

東京都内のタクシーを中心にアーカイブして居ます。

太洋モータース

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チェッカーキャブ無線/大洋自動車/トヨタ・JPNタクシー 和 2019年12月撮影

 

太洋モータースは大田区のタクシー事業者。チェッカーキャブ無線加盟の事業者には同じ「たいよう」がいくつか存在していたので英語表記だと少々ややこしいのですが、大田表記を見るに大洋モータースで間違いありません。

余談ですが、「ふじ」と「たいよう」はタクシー事業者の中ではかなり見かける名称に思えます。東京大手4社も業務提携先事業者には英語(ローマ字)表記をさせているので、FUJIやTAIYOはかなりややこしかったのではないかと思います。

 

都内を走るJPNタクシーの多くは上級グレードの「匠(たくみ)」ですが、一部の事業者ではベースグレードの「和(なごみ)」が導入されています。

「匠」との違いは、フロント/リアバンパーがカラードバンパーではなく無塗装の樹脂バンパーでホイールキャップもノアのものを流用したコンフォートのホイールキャップに近いものが使用されている他、リアピラーにまで伸びたリアライトがオミットされている点でしょうか。内装の質感も大きく異なります。

※あまりこの辺りは詳しくないので申し訳ないです

 

私個人としては、やはりタクシーらしさを圧倒的に感じるのは「和」なのですが、岩井田運送のJPNタクシーでも記した通り、現時点ではJPNタクシーには指定色が存在せず、また都内では協会の意向で原則的には深藍と色が定められて居る為、各社が独自に色を塗っているケースは現時点では存在していません……。

地方や京都等の地域ではちらほら、事業者が独自にカラーリングを纏うこともあるようなのですが、都内ではそれすらも出来ない現状で、観測して居る側にしてみるととても残念なことに思えてしまいます。

 

ちなみにこの大洋自動車、かつてのコンフォートのような立ち位置になりつつあるトヨタシエンタを比較的早く導入していた事業者でもあります。JPNタクシーのベース車両でもあるシエンタはJPNタクシーよりもランニングコストが低いこともあり、地方を始め、都内でも日の丸自動車等に導入されています。