Catch the Taxi

東京都内のタクシーを中心にアーカイブして居ます。

日個連

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日個連/トヨタ・カムリ 2020年12月撮影

 

2017年に現行型が登場したカムリ。

TNGAプラットフォームを採用したこともあり、そのスタイリングと走りの良さから、近い時期にコンフォート系が生産終了したこと、東京においてはトヨタのチャネルがすべて「東京トヨタ」に統合された事等の条件が重なった為か、都内ではコンフォート系の変わりにカムリを入れる事業者も散見されます。

 

3ナンバーでクラウンにも近く、アメリカ育ちの大柄な車格。

決してコンフォート兄弟のような日本育ちの5ナンバー規格ではないのですが、都内ではスペースの関係から機械式駐車場を使用して居る営業所が存在し、そういった事業者ではJPNタクシーの全高では駐車場に収めることが出来ず、そういった要因から敢えて全高の低い車両を導入して居る事業者が見受けられるので、カムリが増えて居るのもそういう要因があるのかもしれません。

 

カムリのタクシーは日本に限らず、アメリカ・オーストラリア・台湾等の外国でも非常に多く見られる車種なので、いかにトヨタのセダンがコストパフォーマンスに優れ、タクシーのような過酷な状況下でも長持ちするのかを証明して居るように思います。

 

今回、写真に収めたこの日個連の、所謂「ちょうちん」の個人タクシーですが、個人タクシーでは珍しい、車体広告が後部ドアにあります。

このカムリで営業して居るドライバーが住む家に近い場所にあるであろう、動物病院のものだと推測されますが、個人タクシーで車体広告は後にも先にも見かけたのはこの1台のみで、かなり珍しいように思います。

 

昨今、JPNタクシーが深藍で統一されていることやら、タクシー呼び出しアプリのシェア争いが激化して居ることもあってか、ドアに広告を纏ったタクシーが本当に増えました。10年前では本当にドアに広告を出すタクシー事業者は限られていたので、正直想像も付かなかった状況なのですが、この辺りの広告の増加は規制緩和等も関係して居るのでしょうか?