Catch the Taxi

東京都内のタクシーを中心にアーカイブして居ます。

グリーンキャブ

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グリーンキャブ/江戸川営業所/トヨタ・クラウンセダン 2012年3月撮影

 

グリーンキャブは東都自動車や日の丸自動車と並ぶ、都内準大手3社と呼ばれたりもするタクシー会社の一つで、ミントグリーンの車体が特徴的です。

このグリーンキャブカラーは「チョコミント」なんて愛称がついているようで、熱狂的なファンの人も居るようです。

 

設立当初からトヨタを愛用して居た同社。しかしながら、かつては少数ながら、セドリックやローレル、クルーと言った車両が導入されていたこともあったそうです。残念ながら、私個人は見たことがありませんし、2020年現在、都内を走るグリーンキャブはクラウンセダン、JPNタクシー、カムリのどれかで他の車種を見かけることはありません。

 

かつて、『トミカ』からクラウンコンフォートのグリーンキャブタクシーが東京無線、チェッカーキャブ、日の丸自動車と共に発売されたことも記憶にありますが、販売当時の2009年はまだそれなりの台数を見つけられたクラウンコンフォートの「チョコミント」も、2012年の撮影当時では全くと言って良いほど見る事が難しくなり、都内から離脱したクラウンコンフォートの多くは神奈川の横浜営業所に転属されていた記憶があります。

 

あれからさらに8年以上が経過した今、横浜営業所にはクラウンセダンが多く居るようで、クラウンコンフォートの多くは退役、もしくは仙台支社に転属されたものかと思います。

 

チェッカーキャブ無線と同じ、市松模様のストライプとラグビーボール状の行燈を使用して居ますが、正直なところ、両者の関係性を示すソースが極端に少なく、当方の情報収集能力では明確な関係性がわかりません。

 

というのも、Wikipediaにはチェッカーキャブに2004年まで独自無線・独自カラーを纏って加盟して居たという話ではあるのですが、グリーンキャブの方には一切そのような情報が無く、そもそもグリーンキャブは他のタクシーグループや会社に先駆けて、全車無線装備をしていたこと、設立もチェッカーキャブの発足より大分前の事で、敢えて後発のチェッカーキャブに加盟するメリットがあったのか、些か疑問ではあるので、もしかするとチェッカーキャブに加盟して居たという情報は間違いなのかもしれません。わかり次第追記したいと思います。

 

2020年現在、すっかり「チョコミント」が減り、黒塗りばかりのグリーンキャブですが、ささやかながら、行燈が緑色に点灯することで「緑」を演出して居たりします。

 

余談ですが、8年前の東京タクシーセンターのタクシーランクを示す「A」のステッカーが貼られているのがとても時代を感じますね。

2013年辺りだったと思いますが、この辺りから区分が変更され、優良事業者認定を受けた事業者には「優良」のステッカーが交付されるようになり、従来のようなアルファベットタイプのステッカーではなくなって行った記憶があります。