チェッカーキャブ無線/リボンタクシー/トヨタ・JPNタクシー 2021年2月撮影
写真整理中に発見。リボンタクシーのJPNタクシーです。緑のUDステッカーなので2020年以前の製造モデルと思われます。
つい数年前まで、当たり前のように見られていたチェッカーキャブのラグビーボール行灯に、JPNタクシーの2020東京五輪ステッカーも、2022年では見ることの出来ない光景に様変わりしました。
諸行無常という言葉がありますが、この世に「変わらないもの」というのは存在しないのだと改めて思わされます。
つい先日、16代目の新型クラウンが発表されました。
最初にクロスオーバー、これから1年半掛けてスポーツ、セダン、エステートとハッチバック、セダン、SUVが追加されるそうですが、従来のクラウンとは異なる、ある意味「新生ゼロクラウン」のようなもので、すべてが新しい「クラウン」になりました。
クラウンらしさとは何か、という点を突き詰めた開発を行っていたようなので、クラウンの上質さは感じられるものです。
そしてこの新型からはついに日本市場に留まらないグローバルなモデルに切り替わりました。大昔、クジラクラウンの時代に北米販売をし、それ移行、クラウンの販売をして居ませんでしたが、これが半世紀の時を経て販売するのは、なかなか感慨深いものがあります。
賛否両論ある新型クラウン、私個人としては結構魅力的に感じるモデルなのですが、その一方で、従来のクラウンとは決別し、完全日本市場向けでは無くなった事が少し寂しくも思えたり。
とは言え、これもまた一つの時代の流れですし、既に購買層の高齢化に、販売台数の減少でこのまま保守的な物を続けていても、いずれはブランドそのものが消滅してもおかしくありませんでしたから、ここでの大胆な方針転換は悪くないのではないかと思います。そしてまた体力がある時に、従来の「クラウン」らしいクラウンを出してくれれば御の字ではないかと思います。
