チェッカーキャブ無線/中京自動車/トヨタ・シエンタ 2024年3月撮影
アーカイブがご無沙汰気味ですが、諸事情で多忙を極めていてなかなかこちらに時間を割けず。記録はちょこちょこしているので、隙間を見つけてはアーカイブしていこうとは思います。
今回アーカイブするのは中京自動車の指定色の先代シエンタ。白ベースに朱色を塗装しているようです。
何気にトヨタ車の中で一番新しい”チェッカーキャブ指定色”がこのシエンタだったりします。
チェッカーキャブカラー全体で見ると、一番新しいのは先代の日産・ノートe-POWERでしょうか。残念ながら導入していた事業者が脱退もしくは廃業を選択しているので、現存はしないと思われます。JPNタクシーで引き継がれて欲しかったものだとつくづく……。
さて、4月に入り新年度に切り替わりました。昨年の11月にアナウンスがあったように、2024年1月から段階的に準備が進められ、4月1日からアナウンス通り、東京無線との無線統合が行われました。
無線統合の直前、3月末には大洋モータースがチェッカーキャブを脱退し、大和自動車交通もとい、信和事業協同組合に加盟。
また、新東タクシーも脱退し独自無線に舵切りしました。
ロイヤルリムジングループに買収された品川交通も、4月からは「Z」として営業を続けているようで、チェッカーキャブカラーのまま、表記がZ、S.RIDE対応で更に車両もそのままで古い……という珍妙なものが走っているようです。
チェッカーキャブの公式サイトは無線統合が行われた旨、今後は東京無線がメインになることが記述されており、かつての事業者一覧やトップページは見られなくなっています。
当分はチェッカーキャブの名称は残ると思いますが、チェッカーキャブとしての営業は終了したことに、一つの時代の区切りを感じますし、寂しさを覚えます。
今後、市松帯はどう扱われるのか、気になるところですし、場合によっては東京無線カラーのJPNタクシーが登場するのかも気になるところですが、はてさて……。