荏原交通/日産・セドリック営業車 2020年12月撮影
荏原交通は東京・城南エリアをメインに営業して居るタクシー会社です。1954年に設立されたという同社。
以降はずっと大手の無線に属さず、自社無線を続けており、私個人のイメージとしては白色にソフトトップを連想させるような紺色のツートンカラーが印象的です。
かつてはオリジナルを使っていた同社ですが、ドアミラー化後はスーパーカスタムを使用するようになったようで、樹脂バンパーからカラードバンパーへと変遷していきました。
画像の車両は紺色の車両で、荏原交通の自社カラーではないのですが、特徴的な行燈や、今時セドリックを使っていることもあり、城東区域では目立つように思います。
尤も、城東区域は旧東部無線系列に日産党の事業者が多いので、セドリックタクシー自体はまだまだ見かける存在だったりはするのですが。
城東地域においてはコンドルタクシーと並んでかなり馴染みが薄い同社ですが、歴史のある会社故に固定客も多いのか、城東地域方面に送り届けた帰りであろう同社のタクシーを見かけることがあります。
ちなみにセドリック生産終了後はトヨタに車を切り替えたようで、少数のクラウンセダンが導入された後、現在はJPNタクシーが導入されているようです。やはり、ここにきても日産のタクシー車両の薄さが気になりますね……。
尤も、どこかの折で触れたと思いますが、現在明確に「タクシー車両」として日本国内で販売されているのはトヨタ・JPNタクシー、日産・NV200タクシー、英LEVC TXの3車種のみで、世界的に目を向けても、タクシー車両の選択肢がそれなりにあるだけ「マシ」という感じがしてしまいます。
