Catch the Taxi

東京都内のタクシーを中心にアーカイブして居ます。

帝都葛飾交通

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帝都自動車交通/帝都葛飾交通/トヨタ・JPNタクシー 2021年3月撮影

帝都葛飾交通のイメージは紺色のクラウンコンフォート・スタンダードのイメージなのですが、どうやらJPNタクシーも導入されていたようで、2019年以前の緑色のUDタクシーステッカーが貼られています。

 

以前の記事で、クラウンコンフォートに関して譲渡が確認できていない旨の記述をしてますが、調べて直してみたところ、どうやら日の丸自動車交通時代に既に紺色のクラウンコンフォート・スタンダードが導入されており、どうやらそれがそのまま帝都葛飾交通の車両として稼働して居るようです。

 

同社にはクラウンコンフォート以外にクラウンセダンも在籍してますが、いずれも足立ナンバーで、葛飾ナンバーは今のところこのJPNタクシーでしか確認して居ません。

 

禁煙マーク、東京大手4社ではCピラーだったり、左後部ドアの窓だったり、リアフェンダーだったり、或いは貼ってすら居なかったりと、まちまちですが、同社のJPNタクシーは東都自動車や一部チェッカーキャブ加盟事業者等と同様にフロントドアに表示されてます。

 

ジャパンプレミアム

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ロイヤルリムジン/ジャパンプレミアム/トヨタ・アルファード 2021年3月撮影

 

見慣れないタクシーが居る、と思いカメラを向けたこの車両。

JAPAN PREMIUM TOKYO」の表記、最初はどこの会社かと思ったのですが、調べてみると、どうやらジャパンプレミアムというロイヤルリムジンのグループ会社のようです。

 

アルファードのタクシーはそこまで珍しいものではなくなりましたが、何気に30系アルファードの後期はまだそこまで数が多い部類ではなかったり。そんな同社にはアルファードをメインとしつつ、クラウンも在籍して居るようです。

 

サイトの雰囲気や、見かけた際に予約客を乗せて行ったので完全予約制の、謂わばハイヤーのようなものかと思ったのですが、そういうわけでもないようで、流し営業をしている場合もあるようです。一度くらいはアルファードのタクシーに乗ってみたいものですが、なかなか機会に恵まれず。最近は個人タクシーでも増えて居ますし、タクシープールでも時々アルファードのタクシーを目にすることはあるんですけどね。

 

 

 

 

八洲自動車

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チェッカーキャブ無線/八洲自動車/日産・セドリック営業車 2012年11月撮影

「#ThrowbackThursday」の今日紹介するのは八洲自動車のセドリック営業車。

ぱっと見、最終型のように見えるこのセドリックですが、注目すべきはタイヤ。

この車両は2009年から2010年までのおおよそ1年間しか生産されなかった14インチタイヤのモデルです。ドアミラー化直後のモデルです。

 

今も昔も、JPNタクシーがフェンダーミラーであることからわかるように、タクシーはフェンダーミラーが主流で大変好まれており、ドアミラーのみの設定になったセドリックは変更直後、結構不評でした。

その為、1年間しか生産の無かった14インチドアミラー世代はかなり珍しく、都内でも極々限られた台数しか存在せず、記録している14インチドアミラー世代は極僅かだったりします。

 

ドアミラーになったことでクラウンセダンやクラウンコンフォートの導入に切り替えた会社も多い中、日産のセールスマンの努力もあったのか、15インチ化し、コストカットも相まって、カスタム以上のホイールキャップがキャラバンやセレナ等と共通化された最終型ドアミラー世代は日産党の事業者を中心に導入されていくことになりましたが、その分だけ、やはりこの世代はかなり目立たない存在だと言えます。

 

なお、同社は15インチに切り替わってからはオリジナルではなく、一つ上のカスタムを導入してます。

都内では最終型ドアミラー世代はカスタム以上のグレードを導入するようになった事業者が多く、オリジナルを導入して居たのは互助交通、東京都民自動車、東京合同自動車、大日本交通くらいしか思い浮かばないです。

 

さて。4月まで1週間を切った今、チェッカーキャブのラグビーボール行燈ももうそろそろ見納めになります。公式SNSを有する加盟会社を見るに、既に各社、準備に入って居るようです。

 

山手タクシー

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山手グループ/山手タクシー/日産・NV200タクシー 2021年3月撮影

 

山手グループ所属のNV200タクシー。同社のタクシーは黒塗りが基本ですが、NV200はカタログカラーの黄色で導入して居るようで、ぱっと見、どこの事業者かわかりませんでした。

 

JPNタクシーよりも車椅子での搭乗がしやすく、時間もJPNタクシーの半分以下の時間で済むので、ユニバーサルデザインを重んじている事業者ではNV200を入れていることも多いですが、つい先日、正式にNV200タクシーの生産終了がアナウンスされました。

タクシー仕様としては6年とかなり短命ですが、やはり販売台数が伸び悩んだことが一番の要因のようですね。以前にも触れた通り、2019年の時点で北米では生産を一足早く終えて居ます。

 

タクシー好きや車好きならまだしも、車に興味のない人からするとカッコ良い悪いさえも曖昧なので、タクシーとして相変わらずイメージの強いセダン型や、都内ではすっかり主流となったJPNタクシーのトールワゴンスタイルからもかけ離れて居て、商用バンのイメージが抜けないNV200はやはり不利になりがちだったように思います。まあ根本的な問題があるとしか私は思わないんですけどね……。

 

某団体はJPNタクシーはUDタクシーではないと異を唱えて居て、その指摘は間違っては無いのですが、細かいところではやはり認識の齟齬のようなものを感じて居たり。JPNタクシー、確かにUDタクシーとしては不完全と言わざるを得ないのですが、立ち位置としてはUDタクシーとしながらも、割高とはいえ、従来のコンフォート系の立ち位置なんですよね。本末転倒としか言いようがないですが、UDタクシーとしてみるのはちょっと間違ってるんじゃないかと思ったり……。言い換えれば、同団体の指摘は正しいとも言えるんですが。

今後、日産はセレナとノートのタクシー仕様車に力を入れるとのことですが、いずれはLPG仕様ないしはLPGバイフューエル仕様がセレナやノートにも設定されるのかが気になるところです。

 

タクシー市場は確実な需要は存在する一方で、実にミクロな市場でJPNタクシーの月販台数が100台程度ということからもわかる通り、市場的にはあまり大きくないんですよね。

和をベースとしたバン仕様が設定された事や、コンフォート系と異なり、フリート販売に限らず一般からも購入可能になって居るのも、タクシー市場の小さな範囲だけでは賄いきれないという事情が存在するのかもしれません。尤も、バン仕様が売れてるようにも思えないですし、一般で見かけるJPNタクシーは個人趣味というよりもタクシー教習車としての側面だったり、老人ホームの送迎車だったり、或いは教習車としてだったりするようですが。

 

と、色々書き連ねましたが、トヨタの一強状態が事実として存在しながらも、それが続くのはあまり好ましくは無いので日産ないしは、他の国内メーカーが頑張って欲しいなあと思って居たり。まあ世界的に見てもタクシー専用車両の方が少ないので、難しいのかもしれませんが。

 

 

 

コンドルタクシー

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コンドルタクシー/トヨタ・クラウンコンフォート 2012年10月撮影

 

東京都内の法人タクシーでは唯一のシルバーカラーのタクシー、コンドルタクシー。

所謂指定色のタクシーですが、シルバーカラーのコンドルタクシーには「コンドルカー」という名称がついて居るようです。虹の模様とコンドルのマーク、そして2つも載せられている行燈はかなり特徴的……なのですが、城西・城南地区をメインにしている事業者なこともあり、城東の当方にはあまり馴染みのある車両ではなかったり。しいて言うならば、偶にこっち方面を走っている同社のタクシーを見かけたり、新宿や中野に出かけた時に時々見かける程度の印象で乗った事は無かったり。

 

そんな同社ですが、既にJPNタクシーへの置き換えが進んでおり、コンドルカーの数は減っており、同社の公式ツイッターでもJPNタクシーや黒いアルファードが全面的に押し出されて居て、このコンドルカーの存在はそこまで周知させていないようにも思えたり……。

 

なお、コメントにて以前お寄せいただいた情報を基に調べてみたのですが、どうやらカローラフィールダー ハイブリッドが数年前存在したようです。現役かはわからないのですが。

 

同社は元々東京無線に所属して居ましたが、1999年に独自無線を導入したことで脱退。その際にこのコンドルカーが登場したようです。

 

画像の車両はYXS系のクラウンコンフォート。撮影当時のコンドルタクシーのイメージと言えばコンドルカーのクラウンコンフォートのイメージしかなかったのですが、アレから10年近い月日が経ったこともあり、すっかり様変わりしてしまいましたね。

 

同社のホームページの「コンドルカー」の紹介ページにはTSS系のクラウンコンフォートにクラウンセダンのオプション設定のアルミホイールを履かせたうえで、前後のバンパーがクラウンセダンに交換されたものが使用されていますが、実際に稼働して居る車両なんですかね?

 

撮影時期を併せれば「#ThrowbackThursday」で紹介すべき車両ではあるのですが、今回、私が今シーズン欠かさずに見ていたドラマの一つ、TBS日曜劇場の「天国と地獄 ~サイコな2人~」最終話にて、ワンシーンのみですが、綾瀬はるか演じる望月彩子が同社のコンドルカーに乗るシーンがあったので、ピックアップ。

前述した通り、城東をメインの活動拠点にしているのでなかなか縁が無いこともあり、綺麗に撮影出来た同社のタクシーはこれくらいのものですが、機会があれば同社のJPNタクシー等も撮影したうえで乗ってみたいところですね。

 

それにしても、都内では星形のルーフウィンカーも現在では同社くらいでしか見られなくなってしまいましたが、コンドルカーが減少している今、いずれはこのウィンカーも見納めになってしまうのかと思うと寂しい限りです。

 

 

帝都自動車

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帝都自動車交通/トヨタ・プリウス 2012年6月撮影

 

「#ThrowbackThursday」として、今日ご紹介するのは帝都自動車にかつて所属して居たプリウス

当時、東京大手4社も従来のLPG車以外の選択肢を模索しており、プリウスが導入されて居ました。確か大手4社の中でも、kmはプリウスは居住スペースが狭いと顧客からクレームがあったこともあって、早々に使用を取りやめて居た記憶があります。

 

日本交通には従来のレモンイエローに赤いストライプの4社カラーの30系プリウスが使用されて居ましたが、帝都の30系プリウスは黒塗りでした。

なお、日本交通の30系プリウスはバイフューエル仕様だったのか、リアバンパー左側にLPガス用と思わしき給油口がありましたが、帝都にはそれがなかったので、通常の後期型プリウスだったものと思われます。

 

2021年現在、20系プリウスはおろか、30系プリウスの法人タクシーすらなかなか見かけなくなりましたが、やはり40系ことプリウスαの存在が大きかったのだと改めて感じます。

プリウスの販売台数が減って居るとのことですが、トヨタの全車種にハイブリッドが設定されてから久しく、プリウス系の車種の強みはすっかり薄れてしまいましたね。

そろそろ次期型プリウスの話が出始めてもおかしくない頃合いですが、クラウンでさえ生産終了の噂が飛び交う等、トヨタでさえも変遷の時を迎えて居る現在、どうなるのでしょうか。

 

 

 

 

互助交通

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チェッカーキャブ無線/互助交通/日産・セドリック営業車 2021年2月撮影

 

 

日産党の互助交通のセドリック。

同社はセドリック生産終了から7年目を迎えようとしている、2021年現在でもセドリックが主力で、チェッカーカラーのセドリックかつ、グレードがオリジナルの場合、大体は同社のセドリックだったりします。

 

既に3ケタもしくは2ケタ番台の車両しか在籍して居ないと勝手に思って居た互助交通のセドリックですが、どうやら1ケタの車両もまだ現役なようです。となると、以前紹介した1号車のセドリックももしかするとドアミラー世代に切り替わって現役の可能性もありますね。

尤も、2014年に撮影した1号車は墨田表記なので江東橋の本社営業所、こちらは「江東」表記なので南砂営業所の車両なので若干異なりますが……。

 

ところで、セドリックで「8番」となると、かつてトミカでY31セドリックのタクシーが発売されていたのを思い出します。

 

同社の公式ツイッターでは既に東京無線のタワー行燈が会社に納入されているようなので、4月に入ればチェッカーカラーかつ、東京タワー型行燈を装着した同社のセドリックを見かけることになりそうですね。